介護の仕事に腰痛はつきもの

高齢化が進むにつれ、介護士も増えていますが、介護士の職業病とも言えるのが腰痛です。
歩けない高齢者を支える事は多々ありますし、力のない女性でも無理をして自分より重い高齢者の体を支える事があります。
その他に、食事の食器を運ぶときなども、無理をして重いものを持つこともあるでしょう。
そんな時、腰に負担が行きますので、腰痛になってしまうのです。

そのような時、介護士の仕事の大変さを痛感する人は多いかもしれません。
腰に負担がいかないような器具があれば、どんなに良いものでしょうか。

腰痛対策器具開発の現状はどうなっているか

出は今、腰痛対策器具開発の現状はどのようになっているのでしょうか。
どうも、開発に乗り出している大学や会社があるようです。

こういった大学と会社で開発したものが、腰の負担がどのくらいなのかが、明確にわかるセンサーを内蔵しているウェアです。
このウェアを着ると、ある作業では腰の負担はこのくらい、他の作業だとこのくらいというように腰への負担が具体的にわかるので、便利ですし、作業を選ぶこともできるでしょう。
それに、この作業をこうすれば腰に優しいというように作業のやり方を自分なりに考えたり、工夫できたりもします。
このような物は、今までにありませんでした。

このウェアは実際の現場で検証しながら、作られていますので、かなり正確です。
それも、かなりの長期で計測、実験が行われたので、信用できる結果をもたらしています。

大学と会社はこういったセンサーを内蔵した物の他にも、パワー・。アシスト機能の付いたウェアも開発しました。
今後、このようなウェアが介護現場で役立つことは、まちがいないでしょう。

腰痛と人手不足の関係について

ご紹介した腰痛は。介護現場の人手不足とどのように、関係しているものでしょうか。
実は、大いに関係あるのではないかと思われるデーターがあります。

ある調査によりますと、実に介護士の役14%を超えた数の腰痛を理由に退職しているのです。
そして、腰痛があるかどうかというアンケートでは、約56%があると答えました。
この数は、半数以上ですから、もはや腰痛は介護士の職業病でしょう。

このようなことで、職場を去る介護士が増えてしまえば、人手不足になる事は目に見えています。
それなのに、団塊の世代が年を重ねて行っていますので、高齢者と言われる人の数は増える一方でしょう。
この悪循環を何とか食い止めたいものです。

そこで、先ほどご紹介したウェアのような介護士の味方になる製品の開発が進んでいます。
それは、「腰回(ようい)周到」という名のズボンで、骨盤ベルトのあり、中腰などの姿勢の時に腰への負担が和らぐという構造になっているようです。
こういった製品を普及させることで、腰痛の緩和や職員の離職を減らそうとする動きは、今後もっと活発になるでしょう。

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