30代以上の女性に多い関節リウマチ

30代以上の女性がかかりやすい病気の1つとして知られているのが関節リウマチです。
こちらは男性女性問わずに発症する病気ではありますが、男性に比べると筋肉量の少ない女性が発症することが多く、100人に1人の割合で発症すると言われています。

関節リウマチは免疫に異常が起きることで関節に痛みや腫れが出る病気です。
手首や手の指など小さいサイズの関節に症状が表われることが多く、関節の腫れが続いた場合、骨が変形する恐れもあります。
悪性関節リウマチの場合は血管炎症状と合併しており、より重症化した状態と言えるでしょう。

関節リウマチの自覚症状

関節リウマチの初期症状の中でも一番分かりやすい症状が関節の痛みやこわばりです。
曲げ伸ばしをすると鈍い痛みが生じる他、朝起きたばかりのタイミングはこわばりが酷く関節部分を全く動かせないというケースも少なくありません。
膝や肘、足首や悪しいの付け根など体全体へと症状が発症しますので、一部分の関節が動かないという方もいれば、複数箇所の関節に症状が出る方もいます。

また第二段階として関節が変形するのも関節リウマチの特徴です。
痛みと合わせて腫れが表われるようになり、関節が通常ではあらぬ方向へと曲ってしまい、更に強い痛みを引き起こします。
関節が曲った形で変形してしまったり、関節そのものが動かせなくなる等様々な症状が出るほか、検証滑膜炎や骨粗鬆症、リウマトイド結節などが起こることもあるでしょう。

更に直接的な関節の痛みだけではなく、微熱の発熱が続く、目の痛みや充血など目の炎症、貧血などの症状が出る事もあります。
一見関係なさそうな症状も関節リウマチに直結している可能性があるということを頭に入れておきましょう。

関節リウマチは治療可能?

関節リウマチは放置しておくと腫れている関節が組織を破壊し、骨を壊してしまう恐れがあります。
治療では腫れている関節を無くすことをまずは目標にして、投薬治療を中心に治療を行う方法がメジャーです。

投薬治療では免疫を抑える飲み薬や点滴、注射などの治療が多いでしょう。
続けて摂取する事で症状を緩和し、痛みや腫れを軽減していきます。

さらにリハビリ合わせて治療を行うことで関節の動きをスムーズに、日常生活に支障が出ないようにサポートをするのも治療の一貫です。
簡単な体操や歩行訓練、筋力訓練にプールでの運動など様々なタイプのリハビリを行うことで、可動域を増やす事はもちろん体への負担を軽減する効果が期待出来ます。
関節リウマチは出来るだけ早く治療を始めないと骨ごと砕け散る可能性がありますので、そうなる前にも迅速に治療を始める事が肝心です。

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