老化によって起こる虚血性心疾患

人は老化により体力の低下や免疫力の低下など体に様々な能力低下が表われますが、血管も例外ではありません。
年を重ねることで血管が硬くなったり狭くなったり、巡りが悪くなってしまった結果、虚血性心疾患が起こる場合があります。

虚血性心疾患は動脈硬化など何らかの理由で血流が悪化し、心筋に血液が行かなくなる病気です。
血液が行かなくなることで酸素や栄養が心筋に行かなくなった結果、心筋梗塞など恐ろしい病を引き起こします。
心筋梗塞は死へを直結する恐ろしい病ですので、何らかの不調が表われた段階で積極的に対策を取ることが肝心です。

早め早めの診断が命を救う

虚血性心疾患は狭心症や心筋梗塞、不整脈など心疾患にまつわるありとあらゆる疾患を総合した名前のことを指します。
その為、心不全や不整脈など各種症状が表われている場合、致命傷へと繋がる虚血性心疾患を引き起こすケースが少なくありません。
早めに検査を行うことで手遅れの事態を防げますので、定期的に検査を行いましょう。

虚血性心疾患は心電図検査や画像診断による検査が有効です。
心電図検査は狭心症の場合には症状が治まると心電図に結果が出なくなってしまいますが、家庭用の携帯型心電計や運動負荷心電図検査などを併用して使う事で、正しいデータを測れます。
24時間連続心電図記録装置などもありますので、より正確なデータを測るためにはこちらもおすすめです。

また画像診断では超音波エコー検査やアイソトープを利用した心筋シンチグラム検査が用いられています。
血流量や虚血箇所がないかどうかなども画像で診断できるため、心電図と合わせて検査に用いられることが多いでしょう。
その他、血液検査や冠動脈検査など様々な検査が利用されています。

生活習慣を見直して対策を

虚血性心疾患の多くは一朝一夕で発生する物では無く、食生活や運動週間など、生活習慣が原因で発生することがほとんどです。
血圧は150~160/90mmHg未満、総コレステロールは240mg/dl未満をキープするのが理想です。
太りすぎはもちろん痩せすぎも原因となりますので、食生活や運動週間を調整するようにしましょう。

喫煙習慣や飲酒習慣がある方も要注意。
喫煙は特に血管の収縮や血流の悪化を促してしまいますので、短期間で虚血性心疾患を引き起こす原因へと繋がります。
タバコは百害あって一利無しと言う言葉もある程有害ですので、1日も早く禁煙しましょう。

日々の生活習慣の見直しだけでも虚血性心疾患は防ぎやすくなります。
中高年になったら特に出来るだけ早めに生活習慣を見直して、継続して健康生活を続けられるよう努力することが大切です。

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