突発的な命の危険を伴う高血圧

人間は日々血圧が変動する生き物ですが、健康的な方ですと大幅な血圧変動は起こりません。
睡眠時は普段に比べると10~20%低下、運動後は数%上昇などある程度の変動はある物の、特に理由も無く血圧が過剰に変わることはないのです。

ですが中には、突発的に血圧が高くなりいわゆる高血圧の状態に陥る方もいます。
普段の生活とは全く関係無く何十%も血圧が上昇し、慢性的に高血圧症という病気を患っている方も少なくありません。
肥満や老化、運動不足に喫煙などが高血圧になりやすい原因として知られていますが、高血圧は脳梗塞などを引き起こす原因に繋がり兼ねないため、早めに対策することが肝心です。

高血圧の原因は?

高血圧となる原因には色々とあります。
肥満や老化、運動不足に喫煙飲酒の他にも、塩分過多の料理を食べること、自律神経の乱れやホルモンバランスが原因による物などがあるでしょう。
あた腎臓や内分泌機能に関する病気をはじめ、肝障害の治療に使われる薬の副作用として高血圧が起きることもあります。

これらは血圧に一時的ないし継続的に悪影響を与え、結果として慢性的な高血圧症を引き起こす原因へと繋がります。
高血圧が続くと血管への負荷がかかりやすく、動脈硬化や血栓ができることに繋がるケースが少なくありません。
高血圧は放置すればするほど老化現象を進めることにもなりますので、老化を防ぐためにも血圧は下げる必要があります。

血圧の理想の数値

一般的に高血圧と診断される血圧値は上野血圧が140ミリ以上、下の血圧が90ミリ以上であることになります。
血圧を130~85に抑えるように心がける事で、少しずつ高血圧も改善する事に繋がります。
血圧を図るときにはリラックスした状態が理想ですので、血圧を測る前に運動をすることなく、感情を高ぶらせないようにゆったりとくつろぎましょう。

隠れ高血圧にも要注意!

一定のタイミングにだけ高血圧になる、隠れ高血圧のタイプの方もいます。
普段は落ち着いているのに夜間だけ高血圧の夜間高血圧、日中だけ高血圧の昼間高血圧など、特定のタイミングで血圧に強い負荷がかかっている方もいます。
こちらはそのタイミングに強いストレスがかかっている、または自律神経や睡眠時無呼吸症候群を発症しているなどの原因が挙げられるでしょう。

血圧はできれば朝昼夜の三回測る事で、より自分の状態を正しくチェックできます。
また自宅で図るときだけ高血圧になる仮面高血圧というタイプの方もいますので、飲酒や喫煙習慣がある方などは要注意です。
血圧は正しい位置で正しい方法で測る事で健康を守りますので、お手持ちの計測機をしっかりチェックしましょう。

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