介助者も休息が必要です

自宅で親の介護をしていると常に気を張っていなければいけません。
親の介助ばかりに時間を取られ、なかなか休息を取る時間すらないまま過ごしている方も多いです。
このような生活が長く続くほど、介助者自身が心身のバランスを崩す可能性が高くなります。
特に一生懸命介助に取り組んでいる方ほど、体調を崩しかねないため注意が必要です。

親の介護は自分がやってあげたいという気持ちもよくわかります。
でも、時には介助者であるあなたもゆっくり体を休める時間は必要です。
家族に協力してもらうことも必要ですが、時にはプロの手を借りてみるのもおすすめです。
介護のプロとして活躍しているいわゆるホームヘルパーによる訪問介護サービスの利用を検討してはいかがでしょうか。

参考:http://www.ohsaki-hhs.co.jp/houmonkaigo2.html

訪問介護とは

様々な介護サービスがある中で、訪問介護とは自宅で生活支援を行うサービスを提供します。
具体的な内容は、食事や排せつ、入浴などを介助したり、自分ではなかなか行うことが難しい洗濯や掃除などの家事を行う場合もあります。
必要に応じて買い物をしたり、病院の送り迎えなども行う場合があります。
要介護または要支援状態に応じて必要な身体介護や生活援助を行ってくれるため、日常的に介助をしている方にとっては非常に助かるサービスになります。

訪問介護サービスを利用する方法

訪問介護サービスを提供している事業所は全国各地にたくさん存在しています。
今後は高齢化社会が加速することから、更に利用者が増えると予想されています。
訪問介護サービスは介護保険が適用されるサービスなので、基本的には誰でも簡単に利用できるものではありません。
まずは各自治体にある窓口に要介護認定の申請を行う必要があります。
要介護認定の結果に応じてどのような訪問介護サービスが提供されるのかが異なってきます。

どのような訪問介護サービスを提供するかを決めるのはケアマネジャーと呼ばれる介護支援専門員の役割にある方です。
サービスを利用する方が自由に決められるものではなく、あくまでもケアマネジャーが作成するケアプランに基づき決定されます。
決定されたケアプランに納得していただけると事業所と契約して、定期的に訪問介護サービスが提供されます。

要介護認定された場合は介護保険が適用されて利用者負担は利用料のうち1割負担になります。
提供されるサービス内容や時間によって利用料が異なるため、ケアプランをよく確認してください。
庭の草むしりやゴミ出しなど介護保険適用以外の内容については、別途料金で対応してもらえる場合もあります。
なお、万が一要介護認定で非該当とされた場合は当然ながら介護保険の適用はされませんが、各自治体によって介護保険適用以外のサービスを提供している場合があります。
決して諦めずに、各自治体の窓口にご相談ください。