病院

自分が介護する立場になるかもしれません

自分の親にはいつまでも元気で過ごしてもらいたいと思うものですが、年齢を重ねると徐々に体力が落ちてくるのはある意味仕方がないことかもしれません。
ついさっきまで元気だったのに、突然病気や怪我をしたのがきっかけになって介護を必要とする状態になることも多いものです。
突然親が倒れたら、あなたは真っ先にどんなことをするべきなのか確認しておくことが大切です。

一刻も早く病院へ!

突然親が倒れたら、速やかに病院へ連れていくことが大切です。
救急車を呼ぶべきか迷うかもしれませんが、突然倒れるということはかなり切迫した状況になっていると考えられるため、迷わずに119番へ通報してください。
救急隊員が到着するまでには多少時間がかかるため、その間に確認して欲しいのはきちんと呼吸ができているか、意識や脈があるかという点です。
できるだけ服をゆるめて楽に呼吸できるようにすることが大切です。
救急隊員が到着したらどのような状況で倒れてしまったのか、持病の有無などを伝えてください。

無事に命は助かったものの、介護が必要になった場合

素早い対応のおかげで命を取り留めたものの、場合によっては後遺症が残って介護が必要な体になってしまうケースもあります。
果たして介護は誰が行うのかによって対応策が異なります。
自分が介護を行うのか、自分の兄弟が面倒を見ることになるのか、介護サービスを提供している業者に依頼しなければいけない等の色々な対応策に応じて諸問題が発生します。
例えば自分が介護をすることになった場合、今現在仕事をしている場合は今まで通りに続けられない可能性もあります。
職場がきちんと理解してくれて、勤務時間を短縮するなどの対応を取ってくれると働けるものですが、親の容態によっては常に傍で介護していなければいけない状態なので仕事を辞めなけれなならない状況になる可能性もあります。
そうなると経済的にも問題が生じるため、家庭内の環境が大きく変わってしまう恐れもあります。

介護は自分一人で抱え込まないことがポイント

自分の親だからこそ、しっかりと最期まで介護をしながら面倒をみたいと思うのは当然です。
しかし、たった一人で抱え込んでしまうと本当に大変なので、苦労をするのは目に見えています。
介護は周囲の人に協力してもらいながら行うものであることを忘れないでください。

介護が必要になるとわかった時点で、速やかに行うべきなのは介護サービスを受けるために必要な介護認定をしてもらう事です。
公的な介護サービスを受けるためには事前に申請が必要で、介護の度合いを示す介護認定を行うために約1ヶ月の期間を要します。
容態に応じてどのような介護が必要なのかを介護に関して専門的な知識がある方に相談をしながら最終的にはどうするべきかを決めなければいけません。