親と仕事、どちらを選ぶべき?

突然親が倒れてしまった!という状況は誰でも起こり得る話です。
本当なら傍にいて付き添ってあげたいものですが、大事な仕事があるという方はそうもいかない状況になります。
親と仕事のどちらを取るべきなのかと悩むところですが、多くの方は仕事よりも親を選ぶはずです。
仕事の場合はどうしても自分でなければいけないとは限らない場合が多いです。
社内の仕事については同僚や上司に掛け合って、何とか片づけてもらいたいとお願いすることで解決できるでしょう。
取引先との仕事についてはどうしても自分でなければいけない場合は事情を話すと理解してもらえるはずです。
親の容態が落ち着いた時でも良いとか、社内の同僚を代わりとして打ち合わせをしてもらうなどの代替案が出るでしょう。
誰でも親が倒れたため仕事を休みたいという場合が起こるものなので、一般常識的に考えても仕事を休んでも問題ありません。

参考:http://okwave.jp/qa/q1833436.html

仕事を休む場合

親が倒れたため仕事を休みたいという場合は、必ず会社の上司や同僚に事情を説明しなければいけません。
突然のことで驚き、周囲の事は考えられない状況になるかもしれませんが、無断で仕事に穴を開けることは社会人として失格です。
電話で連絡を入れるだけなので、決して難しいことではないはずです。
大事な親御さんが倒れたという状況を聞けば、上司や同僚も納得してもらえるでしょう。
「仕事のことは心配しなくても良いから、親御さんの傍にいてあげて!」という一言があれば本当にありがたいですね。

仕事を休む場合は有給休暇を取得するか、介護休暇または介護休業を取得する選択肢があります。
有給休暇は6か月以上継続して会社に勤務している方に付与される年次有給休暇で、働き方によって付与される日数が異なります。
例えばフルタイム勤務の方は、半年間勤務し続けた状態で10日の有給休暇が取得できます。
勤務年数が多くなるほど有給休暇の日数が増える仕組みになっています。
有給休暇がある方は有効活用して休むことをおすすめします。

もうひとつの方法として介護休暇または介護休業を取得する選択肢があります。
これは親を介護するために取得する休暇なので、親が介護を必要とする状態になっていることが前提になります。
介護休暇は一年につき5日まで、介護休業は通算して93日までと決まっています。
半年以上勤務している方は介護休暇を取得でき、1年以上勤務していると介護休業を取得できる決まりになっています。
介護休業は長期に渡り会社を休むことになりますが、その間の給料については会社によって対応が異なります。
雇用保険から介護休業給付金が支給される場合もありますので、あらかじめお近くのハローワークや職場の総務課などに問い合わせをしておくと安心です。